やっぱり、食後に軽く運動したほうがいい?
こんにちは。
宇都宮のパーソナルトレーナーのみよたです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
「食べた後すぐ横になると牛になる」と言われますよね。
あなたも、そのように言われて育った一人ではないでしょうか?
しかし、なぜ食べた後は横にならない方がいいと言われているのでしょうか?
あなたは考えたことありませんか?
実は、身体の仕組みを知るとその答えがわかります。
食事は身体に必要な栄養を摂取する時間
そもそも、なぜ人間は食事をするのかということからです。
・お腹が空いたから食べる。
・ご飯が準備されているから食べる。
・食べるのが好きだから。
色々なとらえた方、考え方があるかもしれません。
しかし、根本としては、必要な栄養を摂取するために食事をしています。
必要な栄養を口に入れただけでは、栄養はまだあなたの身体へは吸収されていません。
食べたものは各消化器官で消化酵素により消化され、体内に吸収され血管から全身に栄養として運ばれていかなければなりません。
この過程を経て、やっとあなたの身体のものになります。
消化器が働かないと吸収ができない
消化器、つまり大きなくくりでいうと、内臓ですよね。
内臓が機能しないと、効果的に吸収ができません。
では、内臓が機能しない状態とはどういう時でしょうか?
例えば、全力で100mダッシュしている時、内臓は機能しているでしょうか?
限りなく機能は低下しています。
それは、内蔵の機能を低下させたほうが100mをダッシュするパフォーマンスが向上するからです。
どういうことかというと、血液が関係してきます。
人間の身体にある血管をすべて一本につなげると、地球2周半の長さになると言われています。
とてつもなく長い距離ですよね。
では、血管に流れる血液はどのくらいかというと、約4~5リットルと言われています。
血管の長さを考えると、極端に少ない量だと思います。
どこかの筋肉を動かそうとすると、栄養が必要になるので、動かそうとする部位の血液量を増やさないといけません。
人間の身体はそのように出来ています。
そこでです。極端な例ですが、食後に100mダッシュをするとどうなるでしょうか?
大体、予想はつきますよね。
身体の中では、次のようなことが起こっています。
食べ物が胃に入る
↓
消化するために内臓に血液を集めようとする
↓
100mダッシュにより血液が内臓から筋肉の方に移動する
↓
血液が少ない内臓では消化吸収ができない
↓
消化不良を起こし、気持ち悪くなる
このような流れです。
このケースは極端な例でしょう。
しかし、食後の身体は可能な限り内臓に血液を集めたがっています。
そのような状態でカラダを動かすことはその働きを弱めることになってしまいます。
食後は安静に!
これが一番だと思います。
つまり、食後に横になることは内臓以外の活動を制限していることになるので、むしろいいことなのです!
胃腸が弱い方の場合には、また違うアプロ―チがありますが・・・
基本的には安静が一番です。
せっかく摂取した栄養をできるだけ吸収したいものですね。
しかし、何を食べれば太らないかをわかっていないと意味がないですけどね・・・・
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